嘘から生まれた愛が、過去の悲劇を癒す。
SBSの金土ドラマ『私と結婚してくれますか』は、賞品付きの新婚住宅を守るために“契約から始まった90日間の偽装夫婦生活”を描くロマンティック・コメディです。主人公キム・ウジュ(チェ・ウシク)とユ・メリ(チョン・ソミン)は、次第に本物の愛に変化していく関係や家族問題が話題となり、韓国で高視聴率を記録しました。偽装新婚が暴露されそうな最大の危機と、ウジュが両親の死の真相に直面する重要回です。
あらすじ(ネタバレあり)

ウジュは叔父ハング(キム・ヨンミン)が両親殺害を教唆していた事実を突き止め、公訴時効が延長されたことで死刑判決が下る。判決後、ウジュは両親の墓を訪れ、「全て終わりました」と涙ながらに報告し、メリは「私がこの人を責任を持って幸せにします」と誓う。ウジュはこの場面を通して長年の悲しみから解放され、メリと共に未来を歩む覚悟を固める。
その後、二人は賞品を提供したペク・サンヒョン(ペ・ナラ)に会い、景品を得るための偽装結婚だったことを正直に告白する。心の負担を軽くしたメリは「本当に大きなことは1つ処理した」と安堵し、嘘に区切りをつける。一方その頃、意識不明だったウジュの祖母コ・ピルニョン(チョン・エリ)が目を覚まし、叔母キム・ミヨン(ペク・ジウォン)は夫ハングの罪を謝罪する。ウジュは「叔母さん、このままでいてください」と言って赦しを与え、家族のわだかまりが解けていく。
メリが引っ越し準備を進める中、ウジュは「僕の家に来てください」と申し出て、新婚同然の生活が始まる。ウジュは朝からブランチやコーヒーを用意し、メリは「本当に新婚のようじゃないですか」と微笑む。ウジュは「黒髪がネギの根になるまで一生食べ物を用意する」と約束し、二人は甘い日常を満喫する。しかし、元婚約者キム・ウジュ(ソ・ボムジュン)が劣等感から暴走し、二人の偽装結婚を暴露する記者会見を準備する。百貨店の景品を巡る利害も絡み、二人の関係は再び危機にさらされるが、記者会見前に元婚約者から迫られたメリは「私は最近とても穏やかで幸せなの。あの人のことが本当に好きみたい。だからあなたにも幸せになってほしい」と告げ、互いの傷と憎しみを捨てる決断をする。最終的に百貨店側は政治資金疑惑が表面化することを恐れて介入し、記者会見は阻止される。ウジュとメリは、自分たちがついた嘘の代償を受け止めながらも、本物の愛にたどり着いたことを改めて実感する。
登場人物の動きと関係性
キム・ウジュ(チェ・ウシク)
両親の死の真相を突き止め、叔父ハングへの復讐心から解放される。メリへの愛と責任を自覚し、新婚生活のような日常を楽しむが、元婚約者による暴露計画に直面する。
ユ・メリ(チョン・ソミン)
偽装結婚をサンヒョンに自ら告白し、ウジュの両親の墓前で「幸せにする」と誓う。元恋人との関係をきちんと清算し、現在の幸せとウジュとの未来を守ろうとする。
キム・ウジュ(ソ・ボムジュン)
メリの元婚約者。同名の別人で、劣等感と執着から二人の偽装結婚を暴露する記者会見を準備するが、百貨店側の事情により計画は頓挫する。
ハング(キム・ヨンミン)
ウジュの叔父。両親殺害の教唆で公訴時効の延長が認められ、死刑判決を受ける。
コ・ピルニョン(チョン・エリ)
ウジュの祖母。意識不明の状態から回復し、家族がそれぞれ過去と向き合うきっかけを作る存在となる。
キム・ミヨン(ペク・ジウォン)
ウジュの叔母。夫の罪をウジュに謝罪し、許しを乞う。ウジュから赦しの言葉を受け、家族として再出発する可能性を得る。
ペク・サンヒョン(ペ・ナラ)
新婚住宅の景品提供者。ウジュとメリから偽装結婚の告白を受けて驚きつつも、二人の真摯な態度を前に現実を受け止める。
名シーン&印象的なセリフ
墓前での誓い
メリの「私がこの人を責任を持って幸せにします」という言葉と、涙を流すウジュの姿が、契約から始まった関係が本物の愛へと変化した瞬間を象徴している。
叔母への赦し
ウジュが叔母ミヨンに「このままでいてください」と告げる場面では、復讐ではなく赦しを選ぶことで、家族を守ろうとする彼の成長が描かれる。
新婚のような朝
ウジュが「黒髪がネギの根になるまで一生食べ物を用意する」と約束し、メリを抱きしめるシーン。ユーモアを交えた言葉に、二人の距離の近さと温かい愛情が表れている。
元恋人との別れ
メリが元恋人に「あなたにも幸せになってほしい」と告げ、過去の傷を祝福の言葉で締めくくる場面。憎しみではなく、相手の幸せを願うことで、自分自身も前に進もうとする姿が印象的である。
第11話で動いた4つのライン
事件の決着ライン
ウジュは叔父ハングの両親殺害教唆を突き止め、公訴時効の延長によって死刑判決が下る。長年曖昧だった事件に、法的な「終わり」が与えられる。
家族ライン
意識不明だった祖母コ・ピルニョンが目を覚まし、叔母ミヨンは夫ハングの罪をウジュに謝罪する。ウジュは「このままでいてください」と伝え、家族の関係が修復に向かい始める。
恋愛ライン(ウジュ×メリ)
両親の墓前での誓いから、ウジュの家での新婚同然の生活へと進み、ブランチを共にする穏やかな日常が描かれる。「黒髪がネギの根になるまで一生食べ物を用意する」というウジュの言葉が、二人の関係の変化を具体的に示す。
元婚約者・暴露ライン
元婚約者キム・ウジュは劣等感から偽装結婚の暴露記者会見を準備するが、百貨店側の事情により会見は最終的に阻止される。メリは本人に対して現在の気持ちを伝え、「あなたにも幸せになってほしい」と告げて過去に区切りをつける。
感想・考察
第11話は、登場人物たちがそれぞれの嘘や過去と正面から向き合い、「本当のことを伝える」という一歩を踏み出す回でしたね。メリがサンヒョンに偽装結婚を正直に打ち明ける場面は、その象徴のように感じられます。重たい秘密を抱え続けるのではなく、自らの口で真実を語ることはとても勇気のいる行動です。読者の皆さんも、もし心のどこかに言えずにいることがあるなら、メリの姿を思い出しながら「信頼関係のために何を選ぶか」を考えてみたくなるのではないでしょうか。
また、ウジュが叔母ミヨンを赦す場面は、「家族だからこそ難しい」感情の整理を丁寧に描いていました。大きな裏切りや取り返しのつかない出来事は、現実でも簡単に忘れられるものではありません。それでもウジュは、過去を責め続けるのではなく、「このままでいてください」と言葉をかけました。この選択は、被害をなかったことにするのではなく、自分自身が前に進むための決断でもあるように見えます。読者の皆さんの中にも、家族との間に拭いきれないわだかまりを抱えている方がいるかもしれませんが、このエピソードは「変えられない過去」と「これからの関係」をどう切り分けて生きていくかを静かに問いかけているように感じられます。
そして何より印象的なのは、契約から始まった関係が、少しずつ本物の愛へと形を変えていく過程です。新婚のような朝を過ごすウジュとメリのやり取りや、「黒髪がネギの根になるまで一生食べ物を用意する」というユーモラスな誓いには、互いを深く信頼し合う空気が流れています。大げさなイベントではなく、朝ごはんを用意したり、ささやかな言葉を交わしたりする日常の場面にこそ、愛情の厚みがにじみ出ていました。読者の皆さんも、大切な人に対してどんな言葉や行動で気持ちを伝えているか、ドラマを通して少し振り返ってみるのも良いかもしれません。
まとめ
第11話では、ウジュとメリが自分たちのついてきた嘘をきちんと清算し、家族や過去と向き合っていく姿が丁寧に描かれていましたね。偽装から始まった二人の関係が、本物の愛へと大きく踏み出していく過程は、見ていてとても印象的だったのではないでしょうか。このエピソードを通して、過去の後悔や隠し事とどう向き合うのかについて、改めて考えさせられた方も多いかもしれません。
元恋人との別れの場面では、過去の恋を憎しみで終わらせるのではなく、感謝や祝福に近い形で締めくくろうとする姿が描かれていました。相手の幸せをきちんと願うことは、結果的に自分自身の心を軽くし、次の一歩を踏み出す力にもつながっていきますよね。こうした別れ方や感情の整理の仕方に、共感したり、自分の経験を重ねて思い出したりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、物語はいよいよ最終回まで残り1話となりました。ウジュとメリ、そして周囲の人々がどのような結末を迎えるのか、期待が高まるところです。第11話で描かれた「赦し」と「覚悟」というテーマが、最終回でどのような形で実を結ぶのか、これまでのエピソードを振り返りつつ、一緒に見届けていきたいですね。
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