韓国ドラマ 私と結婚してくれますか? 第7話 あらすじネタバレ|「謝罪じゃない、好きだから」――偽装が“本気”に変わる夕暮れのキス

私と結婚してくれますか?

契約の線を、夕暮れのキスで越える。

“偽装”の線を、夕暮れのキスが越えていく。
10月31日放送の第7話は、ウジュが迷いなく差し出した「好き」という言葉が、メリの心の防波堤をやわらかく崩していく回。胸の高鳴りと次回への不穏が同時に残る構成となった。

🎬 あらすじ(ネタバレあり)

出典:SBS公式

ウジュは前話の告白をなかったことにせず、病院での一件の直後から「ずっと隣にいる」と穏やかに言葉と態度で示し続ける。メリは「自分は法的には離婚経験者で、あなたの家は受け入れないはずだ」と距離を置こうとするが、ウジュは怯まずに想いを明確に重ね、関係の温度を少しずつ上げていく。

迷うメリに、ウジュは幼い頃からつけていた日記(家計・記録帳)を差し出し、気持ちの継続性と誠実さを“言葉以外”で証明する。その夜、激しい雨を理由に二人はボッテパレスで一夜を明かし、翌日以降の距離の取り方が目に見えて変わり始める。

やがて二人はメリの故郷・麗水(ヨス)の実家を訪ね、母オ・ヨンスクに挨拶をする。ウジュは朝から手料理の参鶏湯でもてなされ、気遣いと礼儀で母の心証を掴む。家族の空気に触れたメリは、ウジュが向ける好意の“生活感”を初めて実感し、緊張が和らいでいく。

日が傾くころ、二人は海風の届くススキ野原に立つ。ウジュはあらためて本心を伝え、メリは静かに応える。揺れる穂が視界を縁どる中、唇が触れる。契約の仮面が外れ、二人の関係は“演技”から“恋”へと明確に転じる。

一方で周辺は穏やかではない。ウジュの幼なじみで彼を慕うジンギョンは、身分差や“偽新婚”の事情を持ち出してメリを強く牽制し、外側の圧は増していく。その余韻を残したまま、翌朝の散歩ではフェンシング界のスター、オ・サンウクとの“偶然の遭遇”が起こり、ウジュの小さな嫉妬が表情ににじむ。甘さと可笑しみが同居する空気のまま、物語は次の波乱へと歩を進める。

👥 登場人物の動きと関係性

キム・ウジュ(チェ・ウシク):迷いない直進。謝罪ではなく好意の明示。行動で信頼を積み、夕暮れのキスで関係を一段進める。
ユ・メリ(チョン・ソミン):告白の真意を測りつつ心が解ける。父の記憶と重ねてウジュの本心に触れ、守られるだけでない主体的な選択の予兆。
チャン・ハング(キム・ヨンミン):家門・会社サイドの利害を体現。ウジュの足元をすくう“外圧”の伏線として機能。
特別ゲスト:オ・サンウク(フェンシング金メダリスト)…遭遇シーンでウジュの“嫉妬”が可視化され、甘さと可笑しみが増幅。

🎯 名シーン&印象的なセリフ

  1. 夕暮れの草原キス――“契約”から“恋”へ反転する瞬間。
  2. 「謝罪じゃない、好きだから」――短い一言で物語が切り替わる核心フレーズ。
  3. カメオ遭遇シーン――スターとの邂逅がきっかけとなる可笑しみと嫉妬の小景。

記録帳を差し出す場面――“証拠”ではなく“継続の約束”

ウジュが差し出す記録帳は、言葉より時間の積み重ねで気持ちを示す装置として機能する。ページをめくる動作はゆっくりで、アイレベルは極力そろえられるため、上下関係より対等性が前面に出る。紙の擦れる微かな音や、視線が一瞬だけ外れてから戻る**“間”が、相手の領域を尊重する姿勢を可視化し、メリの警戒を解く。ここで提示されるのは「今この瞬間の熱」ではなく、“続いてきた/これからも続く”**という継続性そのものだ。

🌟 感想・考察

台詞の数より態度の連続性で恋を進める回でした。ウジュの行動が一本線でつながって見えると、メリの不安がほどけるプロセスにも説得力が生まれます。
夕暮れのキスは、演出が物語を押し上げる好例でしたね。光と距離のコントロールが、二人の“境界越え”を静かに、しかし確実に感じさせてくれました。
一方で、外側の圧力が増していることも丁寧に配置されていました。恋が進むほど、偽装設定の綻びが目立つ――この逆説は、次話以降の緊張を長く保つ良い仕掛けです。
カメオの小景は、甘さと可笑しみの“息継ぎ”として働きました。ウジュの小さな嫉妬が、彼の本気度を軽やかに可視化するのも気持ちよかったです。
総じて、ロマンスの不可逆点を静かに通過させつつ、先の不穏をきちんと残すバランスが秀逸でした。次回、外圧がどの程度の脅威へ膨らむのか、期待と不安が同時に高まります。

📂 まとめ

“謝罪ではなく好意”という核心の提示で物語を前進させました。夕暮れのキスは、その成果であり新たな出発点です。
同時に、家族や会社の思惑は消えていません。恋が実体化するほど、守るべきものが増え、ドラマは熱を帯びていくでしょう。
コメディの挿入は、緊張を切らずに緩める好手でした。作品全体のトーンを保ちながら温度差を作る設計が好印象です。
次話は“恋の強度”が試される局面になりそうです。ふたりが外圧にどう対峙するのか、視聴の焦点をそこに合わせて備えたいですね。

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