VVIPスキャンダルと病院騒動の果てに直球告白。
偽装は演技、気持ちは本音。
元婚約者の帰還が日常をかき乱し、VVIPギフト企画には“詩人スキャンダル”が炸裂。
それでもウジュは迷わない——「好きみたいです」と直球の一言。
第6話は、嘘から始まった関係が真実へ傾き出す分岐点となった(2025年10月25日OA/全国7.1%・最高9.7%)。
🎬 あらすじ(ネタバレあり)

ベランダで“キス寸前”にまで近づいた直後、メリは自宅前に元婚約者の気配を察し、ウジュと身を隠す。インターフォンは鳴るが、元婚約者は確証が得られず退散。緊張が解けないまま朝を迎え、メリは帰国直後から続く元婚約者の着信についてウジュに打ち明ける。ウジュは「正直に話し、最悪は手を組む」という現実的な対処を提案するが、メリはきっぱりと拒む。
同じ頃、ミョンスン堂と進めていた百貨店のVVIP向けギフト企画で不祥事が発生する。同梱カードに引用した“話題の詩”の作者に問題が持ち上がり、プロジェクトは危機に直面。チームは出荷停止と差し替えを即断し、問い合わせ対応や在庫回収の段取りを組み直して被害の最小化を図る。
一方、元婚約者は職場に現れて過去を引き合いに出し、メリの心を揺さぶろうとする。メリははっきりと拒絶の意思を示すが、相手は引き下がらない。その後、メリの住むビューティパレスにまで押しかけた元婚約者は室内を詮索しようとして揉み合いとなり、転倒して手首を負傷する。メリは応急処置ののち病院へ同行することになる。
ウジュは連絡の取れないメリを案じ、昼食に誘うが、メリは「友人の看病中」とだけ告げて状況を隠す。その後ウジュは病院で二人を目撃。詰め寄る元婚約者からメリをさりげなく引き離し、彼女の立場を守る。
並行して、サブラインではハングの不正が濃さを増す。過去の事件に関わる未亡人が不正資料を会長に提出し、窮地に立たされたハングは海外にいる“二番目の妻”に証拠の処理を指示する。偶然それらの書類を目にしたウジュは、確証がない段階で問い詰めることはせず、状況を見極めることを選ぶ。
その頃、通りで倒れた市民に対し、医師のジンギョンが心肺蘇生を施す場面が描かれる。野次馬の若者が違法撮影を始めるが、ペク・サンヒョンが咄嗟にジャケットで視界を遮り、撮影データの処理を促すことで騒ぎは収束。職業倫理と市民モラルのせめぎ合いが、登場人物たちの価値観を際立たせる。
夜、帰宅したメリは一連の経緯をウジュに説明する。安全の確保よりも一人で抱え込んだ彼女を案じ、ウジュは「なぜ呼ばなかったのか」と不器用な言葉で心配をぶつける。言葉がすれ違う一瞬の沈黙ののち、ウジュは逃げ道のない率直さで自らの気持ちを明言する。偽装という“設定”に寄りかかっていた二人の関係は、この告白によって境界がほどけ、現実の恋へと踏み出す気配を帯びたまま幕を閉じる。
👥 登場人物の動きと関係性
キム・ウジュ(チェ・ウシク)
元婚約者の出現に揺れるメリを“理”で支えつつ、嫉妬を自覚。終盤、「好きだ」と直球告白して関係を一歩進める。
ユ・メリ(チョン・ソミン)
元婚約者の干渉を明確に拒絶。VVIPギフトの炎上対応で実務を回し、帰宅後にウジュへ全てを説明。彼の不器用な心配に触れ、気持ちの揺らぎを抑えきれなくなる。
元婚約者・ウジュ(ソ・ボムジュン)
メリーの生活圏に度々介入。自宅・職場・病院で存在感を示し、三者の緊張を高める。
ユン・ジンギョン(シン・スルギ)
応急処置の現場で違法撮影の被害に遭いかけ、サンヒョンの助力で難を逃れる。件の描写は放送後に賛否を呼んだ。
ペク・サンヒョン(ペ・ナラ)
現場判断でジンギョンを保護し事態を収束。ウジュ&メリの“表と裏”の生活を取り巻く周辺人物として存在感を増す。
🎯 名シーン&印象的なセリフ
- 直球告白エンディング:「メリさんのこと、好きみたいです」——迷いを断ち切る一言。
- 現実主義の助言:「感情ではなく冷静に判断を」——元婚約者問題に対し、ウジュが示した等身大の“伴走”。
- 毅然とした拒絶:メリは“再接近”をきっぱり否定し、過去に決別。
🧭 独自モジュール:「ボッテ・ワールド」とは?
「ボッテ」は、劇中の世界を横断する架空ブランドで、百貨店事業の「ボッテ百貨店」と、当選タウンハウス「ボッテ・パレス」を中核に据えた一つの“企業宇宙”として描かれる。ボッテ・パレスの当選条件には“夫婦として授賞式に臨む”という外形要件があり、ウジュとメリの偽装夫婦という物語の起動装置になっている。一方でボッテ百貨店は小売の現場そのもので、VVIP施策や品質管理、危機広報といった企業活動が具体的に映し出される。第6話では、VVIPギフトのトラブルが発生し、百貨店側の判断と現場オペレーションが即時に動き、名順堂やメリの業務ラインにまで波及する様子が描かれた。恋愛線と職場線が“同じブランド世界”で接続されることで、登場人物の感情と社会的リアリティが地続きになり、偽装という設定が企業的な要請と絡み合っていく。以後もボッテは、登場人物の意思決定と物語の進行を同時に押し出す、作品の基盤となる舞台であり続けるだろう。
🌟 感想・考察
ウジュの告白は、偽装という“設定”に依存していた二人を現実へ連れ戻す分岐点でした。これまでの優しさや行動で滲んでいた本音を、言葉で可視化した瞬間だと受け止めています。
一方で、元婚約者の再登場は物語の推進力そのもの。日常圏への連続的な介入は緊張を高めつつ、メリの主体的な選択を際立たせました。
VVIPギフトの不祥事対応は、職場群像劇としてもテンポが良く、二人が“チーム”であることを印象づけました。嫉妬と配慮が同居するウジュの揺らぎは、恋愛劇としての熱量を丁寧に積み上げています。
違法撮影の描写と処理については、放送後に議論が生じました。作中の“収束”と、現実のコンプライアンスとの距離をどう埋めるか——次話以降の描き方にも注目したいところです。
📂 まとめ
第6話は、恋と仕事の両面で“嘘から真へ”の移行を強く感じる回でした。告白という明確な言葉が置かれたことで、視聴者としても二人の関係を安心して見守れる地平が拓けた印象です。
物語上の火種はなお多く、元婚約者の動きも収束していません。VVIPギフト絡みの騒動や社内の不穏な兆しも含め、次話は“公私の衝突”がさらに加速しそうです。
演出面では、緩急の付け方が良く、キャラクターの感情線が素直に届きました。次回、言葉にした“好き”がどんな行動へ変換されるのか、期待が高まります。
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