未知のソウル第4話あらすじ・感想・考察|心のトラウマと向き合い、初恋が動き出す

未知のソウル

📝 過去の傷と、再び動き始めたふたりの想い

第4話では、ホスとミジ(中身はミレ)がそれぞれの“心の傷”と正面から向き合っていく時間が描かれます。
仕事を失い、妨害に苦しむホス。トラウマに縛られて過呼吸になるミジ。そして終盤には、ホスの“ある告白”がふたりの関係を大きく揺らします。
過去と現在、嘘と本音。交差する感情の中で静かに動き出す心のドラマは、見逃せない一話でした。


🎬 あらすじ(ネタバレあり)

ホスは弁護士事務所を辞めたものの、再就職先が決まりません。実は元の職場のチュング弁護士による妨害で、応募しても全て落とされていたのです。そんなホスにミジ(中身はミレ)は「編み物でもしてみたら?」と提案。
趣味のなかったホスにとって、毛糸を触る時間は少しずつ心を整える時間になっていきます。ミジは彼に言います——「ホスは悪くないよ。ただ会社をひとつ辞めただけじゃん」。

一方、鶏モツ店は漏水トラブルで3日間お休みに。女主人ロサはホスを法定代理人に指名し、公社との取引も彼に一任。金曜の面談にはロサも同席する予定でしたが、当日ロサは姿を見せず。ミレ(中身はミジ)が慌てて自宅を訪ねると、ロサは腰を痛めて倒れていた。

その瞬間、ミジは高校時代の記憶にフラッシュバックします。
短距離選手として活躍していた彼女は、怪我で引きこもりに。唯一味方だった祖母が倒れたとき、「誰にも会いたくない」と電話線を切ってしまったミジ。そのせいで救急車を呼べず、祖母は寝たきりに。強く後悔してきたその記憶が、目の前のロサに重なり、過呼吸を引き起こす。

そこに現れたホスは、静かに彼女を落ち着かせます。
ホスもまた、「自分のせいで父が亡くなった」と思って生きてきました。子供の頃、父に無理を言って出かけた帰り道に飲酒運転の車にぶつかった——あの日から抱えてきた罪悪感を語るホス。「誰が悪いわけじゃない」。その言葉は、ミジの心にも沁みていく。

そして、ふたりの距離が縮まったそのとき。
ミジが「なぜミジにそこまで肩入れするの?」と尋ねると、ホスは静かに答える。

「好きだから……知ってるだろ? ミジは僕の初恋の人なんだ」

ミジは、その言葉にただ、固まってしまうのだった。


👥 登場人物の動き

  • ユ・ミジ(中身ミレ):ホスに編み物を勧めて支えとなりつつ、ロサとの約束を守ろうと奮闘。過去のトラウマに直面し、心が大きく揺れる。
  • イ・ホス:再就職に苦戦しながらも、編み物という小さな癒しに触れる。過去の傷を語り、ミジへの想いを打ち明ける。
  • キム・ロサ:ホスを信頼し、代理人に指名。倒れてしまったことでミジの過去とリンクし、重要な転換点を生む。

🎯 名シーン・印象的なセリフ

🌟 名シーン

・ミジが過呼吸に陥る中、ホスが黙って毛糸を差し出し、そばに座るシーン
→ 言葉よりも温もりで救おうとする、心の交流が印象的でした。

💬 印象的なセリフ

「ホスは悪くない。何も変わってないよ、会社を一つ辞めただけ。」
「ミジは…僕の初恋の人なんだ。」


🌟 感想・考察

ホスが語る“父の死”と、ミジの“祖母への後悔”。
この回は、過去のトラウマに縛られたふたりが、自分を少しだけ赦してあげる時間だったように思いました。

正直、「編み物を教える」って聞くとほっこり系かな?と思ったんですが、そんな軽いもんじゃない。ミジはホスに、“ただの人間でいてもいい”ってことを教えてくれた気がしました。

そして、ホスの「初恋」告白。ここで来たか…って感じですよね。
でもこれ、甘いだけの恋じゃなくて、ずっと見守ってきた“魂レベルの想い”って感じ。ミジが固まったのも無理ないです。今は“入れ替わってる”からこそ、余計に苦しい。


📂 まとめ

第4話は、“過去の傷”と“今の自分”を見つめ直す一話でした。

トラウマを思い出して苦しくなっても、そこに手を差し伸べてくれる誰かがいる。
「何も変わってないよ」って言ってくれる人がいるだけで、人って前に進めるんだなって。
ホスの言葉も、ミジの行動も、どれも優しくて、少し泣ける回でした。

そして何より…
ホスの「好きだから」って言葉。あの一言が、これからの姉妹とホスの関係をどう動かすのか。
次回が楽しみでたまりません!


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