イカゲーム シーズン2 第3話あらすじ・感想・考察|No.001の正体と“だるまさんがころんだ”の再来

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🎬 初めてじゃない男、ギフンが再び“会場”に戻る

シーズン2第3話「001」では、いよいよ最初のゲームが開幕。ギフンは再びジャージ姿で目を覚まし、かつての仲間と再会します。

外ではジュノとウソクたちが追跡を試みるも、発信機の罠に翻弄され、内部では“フロントマン=001”の衝撃展開が。
第1ゲーム「だるまさんがころんだ」の再演が、再び命をかけた恐怖を呼び起こします。


🎬 あらすじ

目を覚ましたギフンは、かつての記憶と同じ緑のジャージを着ており、胸には「456」の番号。3年前と同じような施設の中で、旧友のチョンベの姿を見つけます。

その頃、ジュノとウソクたちは、ギフンの奥歯に仕込まれていた発信機の信号をたどり、ある島へ向かいます。ところが、その場所には信号を意図的に放出させていた別の人物が。ジュノは、内部に情報提供者がいるのではないかと疑いを強めます。

一方のギフンは、自身の奥歯にあった発信機が除去されていることに気づき、不安を募らせます。

会場には参加者たちが集められ、前方には大きな人形が設置されています。
そこで始まったのは第1ゲーム「だるまさんがころんだ」。かつてと同じ遊びのようなルールながら、動いた参加者に対して重大なペナルティが科され、場内は一時騒然とします。

ピンク色の服を着た運営スタッフの一員として参加していたノウル(011番)は、任務に従って進行を管理します。
しかし、その中に遊園地で見かけた人物──ナヨンの父親であるギョンソクの姿を見つけ、心が揺らぎます。

プレイヤーの1人であるチョイ・スボン(通称:サノス)は、極端に興奮した状態となり、他の参加者と接触しながら混乱を招く行動を取ります。

ギフンは冷静に「隊列を組んで動こう」と周囲に呼びかけ、混乱の中でもできる限り多くの参加者をクリアさせようと奮闘します。
最終的にこのゲームを通過できたのは、365名。

ゲーム終了後、主催者側から「このまま続ける」か「中止して生存者同士で賞金を分けるか」の選択を、投票によって決定する旨が告げられます。

ギフンは、3年前に自分が参加し、他の人々が脱落していった経験を共有。
しかし、投票の結果は1票差で“続行”に。

そしてその最後の1票を押した「001番」のプレイヤーは、ギフンの知らぬ間に参加していたフロントマン・イノ本人でした。


👥 登場人物の動きと関係性(第3話)

  • ソン・ギフン
    再び456番としてゲームに戻る。経験者として脱落を避ける知恵を見せつつ、参加者の安全を守ろうとする。旧友チョンベとの再会も。
  • ファン・ジュノ
    ギフンの発信機の信号を追って海へ向かうが、仕込まれていた罠により行き止まりに。自分たちの中にスパイがいると確信する。
  • ウソク
    ジュノと共に捜索を続けるが、島での偽装に気づき情報戦の厳しさを思い知る。
  • カン・ノウル
    ピンクガードの011番としてゲーム進行を担当。かつて遊園地で関わったナヨンの父ギョンソクを見て心が揺らぐ。
  • チョイ・スボン(サノス)
    プレイヤー230番。ドラッグによる異常行動で他のプレイヤーを危険にさらし、混乱の一因となる。
  • フロントマン(イノ/001番)
    一般参加者を装い“001番”として潜入。最後の1票を投じてゲームの継続を決定づけた。

🎯🎯 名シーン・印象的なセリフ

「このゲーム、本当に命が懸かっている!」──ギフン

参加者たちの不安をなだめようとするギフンの叫びは、場の緊張を一瞬で変えました。
また、“001番”が押した最後の一票が、実はフロントマンだったという事実が明かされるラストは、今後の展開を大きく左右する展開となりました。


🧩 韓国の文化・ゲーム背景

この回に登場する「だるまさんがころんだ」は、日本でもおなじみの遊び。
韓国語では「무궁화 꽃이 피었습니다(ムグンファの花が咲きました)」と歌いながら動きを止めるルールで、イカゲーム初期から象徴的に描かれている韓国の児童遊びの1つです。


🌟 感想・考察

この回は、参加者の「選択」が本当に自由なのか、それとも仕組まれているのかという構造的テーマが前面に出ていました。

投票という一見公正な制度の裏で、運営者が結果を操作している様子は、現実社会の縮図を思わせます。
また、ギフンが他者の命を守ろうとする姿勢は、彼の成長と決意を強く感じさせました。

ノウルの感情の揺れも、非情な環境における人間らしさを際立たせています。


📂 まとめ

イカゲーム シーズン2の第3話は、シリーズを象徴する「だるまさんがころんだ」の再来から、緻密な心理戦へと進化を遂げました。
最初の脱落者、暴走する参加者、そして001番=フロントマンの正体判明と、怒涛の展開が続いた回です。

物語はますます“仕組まれた地獄”の深みへ。次なるゲームと、人間関係の崩壊がどう描かれるのか、期待が高まります。


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