『おつかれさま』第15話あらすじネタバレ|グァンシクの最期と詩に託された想い――静かに流れる別れの時間

おつかれさま

あなたがいなくても――ぬくもりだけが、手に残る

クムミョンの出産、グァンシクの暴走、不動産詐欺、女優の再訪──第15話は、家族全員が再び試練に見舞われながらも、それぞれの再生の一歩を踏み出す転機の回です。涙、怒り、葛藤、そして誕生の喜びが交錯する、文字通り”春”のような希望と混乱が描かれます。

🎬 あらすじ(ネタバレあり)

出典:Netflix公式

会社を辞めたクムミョンは、ワンルームに引っ越して一人で事業を始める決意を固める。彼女の夢は、ネットで授業が受けられる塾「エバースタディ」を立ち上げ、子供を豊かな環境で育てることだった。

一方、氷屋で働いていたウンミョンは凍傷で指を痛め、仕事を続けられなくなる。エスンは「家族全員が失業した」と嘆き、更年期による心身の不調も重なり、家族への苛立ちを抑えきれなくなる。

そんな中、グァンシクが突如キャベツ畑を売って開発地の店舗を購入。人生で初めて”暴挙”に出て飲食店を始めようとする。しかしその不動産会社は詐欺だったことが発覚し、エスンとともに大きなショックを受ける。

ウンミョンは両親を叱り、家庭の判断ミスを責める。だが、クムミョンが奔走して借金をかき集めたおかげで、店舗は手放さずに済んだ。やがて家族はぶつかり合いながらも、”クムウンドンの店”を本気で始める決意を固めていく。

店では新鮮なイカ料理を提供し、少しずつ評判に。やがて、かつてグァンシクに命を救われた女優チョン・ミインが来店し、番組で店を紹介したことで一躍有名になる。

その頃、クムミョンは難産の末、娘・セボムを出産。エスンとグァンシクは病院に駆けつけて彼女を支え、家族としての絆を再確認する。また、サンギルの働きによりチョリョンが逮捕され、ウンミョンにも返金されることになる。

エスンは義母ゲオク、グァンシクはサンギルとの確執も和らぎ、海女仲間や家族全員の協力によって店は繁盛していく。どこまでも不器用で優しい家族たちが、春のような再生に向けて歩き出していた。

👥 登場人物の動きと関係性

  • クムミョン:会社を辞めて塾ビジネスを始める。借金を背負いながら娘セボムを出産。
  • ヤン・ウンミョン:氷屋で凍傷になり仕事を辞める。詐欺被害後、両親を叱責。
  • オ・エスン:更年期のイライラと疲労の中で家族を支える。クムミョンの出産で涙する。
  • ヤン・グァンシク:初めての賭けに出て店を買うも詐欺に遭う。再起して”クムウンドンの店”を開業。
  • プ・サンギル:チョリョン逮捕に貢献。過去には警察に金を渡していたことも明かされる。
  • チョン・ミイン:自殺未遂の際にグァンシクに救われた女優。店を紹介し有名にする。
  • 義母ゲオク:エスンとの確執を和らげ、出産時に駆けつける。

🎯 名シーンと印象的なセリフ

  • 「むちゃしたっていいでしょ。一生に一度くらい」(グァンシク)
  • 「母さんのダンスのこと?テレビを消して寝たふりしてた」(クムミョン)
  • 「“支え”だの長女だの、もううんざり」(クムミョン)
  • 「今に見てなさい。どっちの男がクソか、分かるから」(エスン)
  • 「あれは口が滑っただけなの。もう忘れてよ」(クムミョン)
  • 「命を救ってくれた。顔を隠してくれたのは、あの人が初めてだった」(チョン・ミイン)

🌟 感想・考察

まさに家族の試練が限界まで重なった回でしたね。クムミョンの出産、グァンシクの詐欺被害、ウンミョンの就労障害、エスンの更年期と…どこを切り取っても修羅場です。

けれど、このエピソードが温かいのは、それでも「動く」家族が描かれているから。グァンシクの行動は無鉄砲かもしれません。でも誰よりも“家族のために金を使いたい”という気持ちが強かった。クムミョンの怒りも、期待に押しつぶされてきた娘としての苦しみでした。

イカ料理と共に店が繁盛し、女優の来訪という思いがけない恩返しもあって、ようやく夜明けが見え始めましたね。

📂 まとめ

失業・詐欺・出産──第15話は嵐のような展開の連続でしたが、そのすべてが家族を再構築するためのプロセスだったように思います。それぞれの立場で傷つき、でもまた集まり、手を取り合って春を迎えようとする姿に胸が熱くなりました。

次回、最終話がどんな結末を迎えるのか、じっくり見届けたいですね。

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