📝 生き残った者たちが選ぶ“最後の夜”
第8話では、屋上の救出作戦が絶望に終わり、それぞれが限界の状況下で自分の心と向き合います。
半ゾンビのグィナムやウンジの動向、そしてチョンサンとオンジョの感情の行方が、大きな節目を迎える重要な回です。
🎬 あらすじ(ネタバレあり)

半ゾンビとなったウンジは、かつて自分をいじめていた生徒たちがゾンビ化し校内を徘徊する中、職員室に火を放ち、学校を去る決意を固めた。
その頃、屋上に軍のヘリが到着。だが、先に屋上へ避難していたチョルスが「生き残りはいない」と誤った報告をしたことで、救助されることなくヘリは飛び去ってしまう。直後、火災によって防火装置が作動し、屋上の扉はついに開かれるが、時すでに遅かった。
ジェイクとホチョルは、チキン店に取り残されていた少女と赤ん坊を連れて脱出。道中で助けを求めていた動画配信者・オレンジャーを発見し、近くのバスを使って救出することに成功。3人と子どもたちは軍の避難所へと向かう。
一方、音楽室の倉庫に隠れていたナヨンは、ゾンビに囲まれた状況を前に、かつて自分を守るために命を落としたパク先生の姿を思い出していた。仲間のために食料を運ぼうとするが、突如現れたグィナムに襲われ、ゾンビ化してしまう。
夜、屋上では生き延びた生徒たちが焚き火を囲みながら、それぞれの思いを打ち明けていた。これまで孤立していたナムラは「初めて友達ができた」と喜びを語り、皆との絆を実感する。
静かな時間の中で、チョンサンはオンジョに告白。だがその直後、再び姿を現したグィナムがチョンサンに襲いかかる――。
👥 登場人物の動きと関係性
- チョンサン:オンジョに告白し、グィナムに襲われる
- オンジョ:チョンサンの告白に動揺
- ナムラ:友達として認められることに喜び、本音を語る
- グィナム:不死身のまま再登場し、チョンサンを狙う
- ナヨン:パク先生を思い出し、人を助けようとするがゾンビ化
- ウンジ:職員室に火を放ち、学校を後にする
- ジェイク&ホチョル:赤ん坊と子どもを保護、避難所へ
- オレンジャー:助け出され、避難所へ
🎯 名シーンと印象的なセリフ
名シーン
- ナムラが「生き残って初めて友達ができた」と涙ながらに語る焚き火の場面
- チョンサンがオンジョに告白するラスト直前の静かな時間
印象的なセリフ
「今、生きてるってことが、私には奇跡なの」(ナムラ)
🌟 感想・考察
この第8話は、極限状態におかれた人間たちが、自らの心の奥にある「大切なもの」と向き合う回です。
ナムラが友達を得た喜びを語る姿や、チョンサンが勇気を出して告白する場面は、ゾンビドラマというジャンルを超えて“青春の本質”を映し出しています。
一方で、ナヨンやウンジといった“周縁にいた者たち”の最後の選択も非常に重く描かれ、社会の冷たさや孤独に対する問いかけが込められていました。
クライマックス直前にふさわしい、静と動のバランスが取れた1話です。
📂 まとめ
今回のエピソードでは、それぞれのキャラクターが「自分の存在価値」や「これまでの選択」と向き合う姿が印象的でした。ナムラの“友達ができた”という言葉や、チョンサンの告白は、極限状況の中で芽生えた確かな絆を象徴しています。そして、ナヨンやパク先生の過去が静かに浮かび上がる展開も、視聴者の胸にじんわりと残りますね。
グィナムの執念が物語に再び緊張感をもたらしたことで、次回への不安と期待が高まります。生き残った彼らに、果たして救いの手は差し伸べられるのでしょうか?
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