絶望のトンネル、奪われた正義と仲間を取り戻す戦いへ
韓国ドラマ『グッドボーイ』第9話では、押収品を狙うジュヨン一味の計画が炸裂。
チームの奮闘むなしくハンナは連れ去られ、警察も組織も混乱の渦に巻き込まれていきます。
一方、レオの銃から浮かび上がるハンナの父の死の真相——。
仲間、過去、正義を巡る闘いは、ついに命の選択を迫るクライマックスへ。
この記事では、第9話のあらすじ、登場人物の動き、印象的な場面、考察まで深掘りしてお届けします。
🎬 あらすじ(ネタバレあり)

2018年のサンパウロ大会。足のケガを抱えたジョンヒョンは、試合中に左目を負傷しながらも自らを奮い立たせ、戦い続けた。
現在、ジュヨン一味が押収品エフェドリンを奪うためトンネルを襲撃。ハンナとジョンヒョンは別々の場所で応戦するも、多勢に押され劣勢に。ドンジュは敵のバイクを奪って突入し、ジョンヒョンを救うが、ジュヨンに車で轢かれ重傷を負う。
ジュヨンは「正義なんて無駄だ」と嘲笑し、トラックを奪って逃走。ハンナは走行中のトラックに飛び乗り姿を消す。ドンジュとジョンヒョンは、炎上するハンナの車を見て絶望する。
GPS・通信は破壊され、ハンナの行方も不明。ドンジュたちは彼女の靴や衣類など、残された手がかりを辿ってトラックを追跡するが、発見した車両は空。血で書かれた「4131」の数字を頼りに再捜索を開始する。
警察署では庁長の叱責を避け、マンシクが案内した質屋(実は興信所)を拠点に捜索を再開。金ウサギの情報から、日本のヤクザがエフェドリンの取引相手であることが判明するが、弟の銀ウサギが行方不明のため手詰まりとなる。
その頃、ハンナはコンテナに身を潜めていた。ジュヨンは日本ヤクザに取引の遅延を咎められると、突然通訳を射殺して威圧。ハンナも同じ船に運ばれていき、レオの持つロシア製の銃が父の死と関係していると気づく。
逃げようとするも捕まり、瓶で殴られたハンナはコンテナに閉じ込められる直前、「父を殺したのはあなたよ」とレオに告げる。携帯を盗み微弱な電波で警察に助けを求めたことで、ドンジュたちは出航地・クムポ造船所にたどり着く。
造船所での捜索中、ドンジュたちはハンナのコンテナを発見し、彼女とようやく再会。脱出を試みるが、次々と現れる敵に苦戦。ジョンヒョンはペッカに刺され、ドンジュも限界に追い込まれる中、自らが囮となって敵を食い止める。
しかしその直後、レオがハンナに銃を向け、ジョンヒョンが彼女をかばって撃たれ、海へと落ちてしまう——。
👥 登場人物の動きと関係性
- ドンジュ:身体に限界を抱えながらも、命をかけて仲間を守る姿勢を貫く。目眩や負傷も抱えつつ、信念は揺るがない。
- ハンナ:情報を残しながら誘拐され、父の死の真相に迫る。強さと勇気を体現するヒロインとして躍動。
- ジョンヒョン:負傷したまま行動し、最後には自らを犠牲にしてハンナを守る。彼の行動は“償い”でもあった。
- ジュヨン:狂気と策略で警察を翻弄し、日本ヤクザさえ圧倒する存在に。物語の中枢に立つ敵役として存在感を放つ。
🎯 名シーンと印象的なセリフ
- 「できる!できる!」(ジョンヒョン)
→ サンパウロ大会の回想シーン。彼の根性と過去のトラウマが重なる印象的な場面。 - 「今日はとびきり印象深い日になるぞ」(ジュヨン)
→ 悪の中の美学を漂わせるセリフで、ドンジュとの対比が鮮明に。 - 「ひるんだらゲーム終了だ。」(ドンジュ)
→ 絶望的な状況下でも仲間を守るため立ち向かう姿勢に視聴者の胸を打つ。
🌟 感想・考察
アクションの密度と心理描写の重さが見事に融合した回でした。
ジュヨンの計画がことごとく警察の一歩先を行き、ハンナの誘拐、押収品の強奪、そして市長襲撃と、圧倒的な戦略が展開されます。
中でもジョンヒョンの犠牲的行動は、彼のキャラクターが持つ“過去の償い”を象徴しており、彼なりの贖罪ともとれる重要な場面でした。
また、レオの銃が父の死と結びつくことで、物語はより一層ハンナ個人の復讐と向き合う展開へと加速しています。
ドンジュは身体の限界が見え始め、今後彼の“戦える時間”にも制限が出てくる可能性が高い点も見逃せません。
📂 まとめ
激しい銃撃戦や救出劇の緊迫感と、人間関係の深まりが交差するエモーショナルな回でした。
ハンナの誘拐、ジュヨンの非道、ジョンヒョンの覚悟、そしてドンジュの執念。すべてが交錯し、物語は次のステージへ進もうとしています。
次回はジョンヒョンの生死と、ついに明かされた父殺しの真相をどう回収していくのか、物語の核心が描かれることは間違いありません。
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