韓国ドラマ『北極星』第7話 あらすじネタバレ|二つの“ステラ”、港で交わる真実

北極星

嘘の名前が、家と国家を同じ港へ連れてくる。

ムンジュとサンホは“潜水艦の証拠”を追う途中で、相続・資産・戦争ビジネスを結ぶ黒い糸の正体に触れる。港での対峙は、ついに“ステラ・ヤング”の本当の顔を暴き出す――第7話は、家(ファミリー)の陰謀と国家の工作が一点に収束する回。

🎬 あらすじ(ネタバレあり)

出典:Disney+(ディズニープラス)公式

国家情報院の拘束を脱したペク・サンホは、仲介人イーサンを追い詰めて依頼主の素性を追及する。イーサンの供述と状況証拠から、依頼主はキム・ハンサンではなく“ステラ・ヤング”である可能性が強まる。

一方のソ・ムンジュは、匿名情報と目撃証言で“原子力潜水艦の実在”に関する裏付けを積み増す。陣営はミジ、(重傷から復帰途上の)チャンヒと連携し、アンダーソン・ミラーとも連絡を取り合う。

アルゼンチンから弁護士が来韓し、ジュニク名義の海外資産(不動産・複数のペーパーカンパニー)の管理窓口が“Stella Young”であったと証言。相続・資産の線が“ステラ”と直結する。

カン・ハンナは、前話の“私的音声の流出”について自らが録音当事者であることを警察で認め、ジュニクの“妻”を名乗ってムンジュとサンホに嫌疑を向ける。一方でサンホは、ハンナが“ステラ”の名を偽装使用していると見抜く。

ムンジュは師イム・ドゥジンの動きを洗い直し、彼が国家情報院の協力者として“スパイ構図を作る側”にいた事実を掴む。ムンジュはドゥジンを拘束し、連絡系統と合流地点の導線を辿る。

夜、港湾エリア。ムンジュ、サンホ、ハンナ、そしてイム・オクソンがそれぞれの思惑で集まる。対面の場で明らかになるのは、“本物のステラ・ヤング”はオクソンで、ハンナは“偽装ステラ”として使われていたという事実。相続・資産・戦争ビジネスが“ステラ”という名義で一本につながる。

直後、停電。国家情報院(ユ・ウンハク率いる)が突入し、銃撃と混乱が広がる。サンホはムンジュを保護し、断崖まで退避。追手を振り切るため、二人は海へ飛び込み脱出する。

終盤、海上での再会を経て二人は短く言葉を交わし、陣営へ戻るための合流経路を確保する。港での“名義の暴露”により、家(ファミリー)の陰謀と国家の工作が同一線上にあることが確定し、第7話は次の追跡局面を示して幕を閉じる。

👥 登場人物

  • ソ・ムンジュ…“潜水艦の証拠線”と“相続・資産線”を同時追跡。港で“本物のステラ”と直面。
  • ペク・サンホ…NIS離脱→イーサン追及→ハンナを追い詰め、港でムンジュを救出して断崖ダイブ。
  • イム・オクソン…“本物のステラ・ヤング”として姿を現し、家と戦争ビジネスの結節点であることが確定。
  • カン・ハンナ…録音流出の当事者。“偽のステラ”である実態が露見。
  • イム・ドゥジン…NIS協力が明るみに出て“師”から“敵”へ。
  • ユ・ウンハク(国家情報院長)…強硬突入で事態を攪乱。
  • イーサン(仲介)…依頼主線の“隠し蓋”。サンホの詰問で綻びる。
  • アルゼンチン弁護士…ジュニク海外資産と“Stella Young”窓口を証言。

🔄 第7話の“動き”と関係性

  • ムンジュ:潜水艦・資産の二正面で追撃し、オクソン=本物のステラを視認。
  • サンホ:仲介→偽装見抜き→港の救出まで“導線づくり”に徹し、ムンジュとの再結束を固める。
  • オクソン:相続・資産・戦争ビジネスを束ねる黒幕性が顕在化。
  • ハンナ:録音流出の“攻撃”から一転、自身の偽装が露呈し立場が崩落。
  • ドゥジン:物語生成側=NIS協力が判明し、ムンジュの“信頼の円”から外れる。
  • NIS:港を制圧に来るも、結果的に混乱拡大の触媒に。

🎯 名シーン&印象的なセリフ

  1. 三者対面(ムンジュ×オクソン×ハンナ)――“二重ステラ”の露見で、親族の場が一気に“戦場”へ。
  2. 港の停電&銃撃戦→断崖ダイブ――サンホ「後ろにいる(要旨)」と支える救出劇。
  3. 弁護士の証言――「海外資産の窓口はStella Young」――相続が戦争ビジネスへ直結する瞬間。

🌟 感想・考察

“名義”の回でした。ステラという記名が、家と国家、相続と戦争を一本に縫い合わせる針だったと明かされます。
ムンジュは「証拠の線」を二本(潜水艦/資産)で引き、それらが港で一本化する設計が巧い。政治サスペンスが“家の物語”へ戻ってくるのも秀逸でした。
サンホは、力業のヒーローでなく“編集者”として機能します。証言者を押さえ、偽装を剥がし、最後に身体で抜け道を作る——導線の達人としての魅力が最大化。
オクソンの黒幕性は、善悪の単純化を拒む重さがあります。彼女は“家を守るために国を使う”のか、“国を動かすために家を使う”のか——この倒置が次回以降の倫理軸になりそうです。

📂 まとめ

港で“名義=ステラ”が割れ、物語は私的権力と公的権力の結節点を見せました。
ムンジュとサンホは、信頼を壊されてもなお“事実”で結び直す関係に入ります。
ハンナの偽装崩落で、相続という私的線が戦争という公的線に呑み込まれた。
次回は、オクソンの“動機の核”と、潜水艦=戦争レイヤーがどこで合流するかが焦点です。

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