“ジーニー”と“願えない彼女”、取引から始まるロマンス。
千年の眠りから目覚めたランプの精と、感情をなくした女性。——「願いは3つ。けれど、願わない女にどう叶える?」キム・ウビン(김우빈/キム・ウビン)とスジ(수지/スジ)が9年ぶりにタッグを組むファンタジー・ロマンティックコメディ。砂漠の“目覚め”から始まる、危険で甘い心理ゲームが動き出す。
作品基本情報

・邦題:魔法のランプにお願い
・原題:다 이루어질지니(ダ イルオジルジニ)
・英題:Genie, Make a Wish(ジーニー・メイク・ア・ウィッシュ)
・配信:Netflix(ネットフリックス)
・公開日:2025年10月3日(金)
・話数:報道では13話。一部情報サイトでは12話表記もあり(配信時点で確定)。
・ジャンル:ファンタジー/ロマンティックコメディ
・脚本:キム・ウンスク(김은숙/キム・ウンスク)
・演出:アン・ギルホ(안길호/アン・ギルホ)※制作過程で交代
・制作:Hwa&Dam Pictures(ファンダム・ピクチャーズ)/Studio Dragon(スタジオドラゴン)
🎬 あらすじ
千年ぶりに覚醒したランプの精「ジーニー(Genie/ジーニー)」は、人間界で感情を欠いた女性「カヨン(가영/カヨン)」と出会う。彼は古い掟どおり“3つの願い”の成就を提示するが、カヨンは祖母の厳格なルールと自分のルーティンに縛られ、「願う」こと自体を放棄して生きてきた。
ジーニーの奔放な魔法が彼女の生活を揺さぶる一方で、正体にまつわる不穏な影が差す。カヨンはやがて、彼が「Iblis(イブリース)」――人の弱さを証明しようとする“試す者”でもあると知り、恋と願いの駆け引きは命懸けの心理戦へと姿を変えていく。
👥 登場人物と関係
・ジーニー/Iblis(イブリース)…キム・ウビン。千年の眠りから復帰した“ランプの精”。人間の可塑性を試す“トリックスター”。
・カヨン(…スジ。感情が欠落した女性。祖母の監督下で「願わない」生を選んできた。
・ミジュ…アン・ウンジン。謎多き女性。
・スヒョン…ノ・サンヒョン。ジーニーの“兄”かつ宿敵サイド。
・セイド/Sayyid(サイイド)…コ・ギュピル。ジーニーの側近。正体は“黒いジャガー”。
・ミンジ…イ・ジュヨン。カヨン唯一の友人。
【関係の要点】
・ジーニー⇔カヨン:願いの交渉から始まる相互作用。恋愛と倫理(人間は堕落し得るか)をめぐる攻防。
・ジーニー⇔スヒョン:同族/兄弟設定のライバル軸。人間界介入の是非で対立。
・セイド⇔ジーニー:忠実な補佐役だが“人外”として独自の行動原理を持つ。
・カヨン⇔ミンジ:日常生活における唯一の“人間的つながり”として支え合う。
制作・配信トピック
・制作発表と布陣:脚本は『ザ・グローリー』のキム・ウンスク。監督は当初イ・ビョンホンだったが、途中でアン・ギルホに交代。
・再共演の話題:キム・ウビン×スジは『むやみに切なく』(2016)以来の再共演。
・ロケーション:ティーザー/トレーラーにはドバイの近未来ランドマーク(例:Museum of the Future 等)が登場。
・プロモーションと議論:ティーザー内で「Iblis(イブリース)」という呼称が示され、イスラム圏を中心に文化的配慮をめぐる議論が発生。制作側・出演者は冷静に受け止めつつ、作品文脈での理解を促す発言も見られた。
・公開形式:2025年10月3日(金)に世界公開。話数は最新の記者会見報道で「13話」と明言する媒体がある一方、情報サイトでは「12話」表記も存在。配信当日の作品ページで最終確定。
見どころ
・“願いは3つ”という古典モチーフを、悪魔的存在「Iblis(イブリース)」ד願わない人間”の組み合わせで現代化。
・ロマコメの軽快さと、倫理・信仰・自由意志をめぐる重層テーマの両立。
・砂漠と超高層が共存するロケーションの映像美。
・キム・ウビンの“トリックスター”演技と、スジの抑制的な感情表現のコントラスト。
・サブキャラクター(スヒョン/セイド/ミジュ/ミンジ)が物語に与える“誘惑・観察・救済”の役割。
🌟 感想・考察(配信前所感)
本作は“ジーニー=善良な助っ人”という固定観念をひっくり返す設定が肝ですね。あえて「Iblis(イブリース)」を起点に据えることで、願いの快楽よりも“人は何に抗えるのか”という本質に照準を合わせています。ロマコメの軽さの裏で、信仰・倫理・自由意志をめぐる重い問いが動き出すはずです。
また、主人公カヨンの“願わない生”は現代の生存戦略としてリアル。彼女がどのタイミングで何を「願う」のか——その選択肢の順番と理由が、恋の行方以上に物語のコアになると見ています。
映像面はドバイの近未来景と砂漠のコントラストが強力。ティーザー段階でも“非日常の説得力”があり、ファンタジー設定を現代に接続する装置として機能しています。
📂 まとめ
“3つの願い”をロマンに消費せず、“願えない人間”と“試す精霊”の対話へと拡張した企画が魅力。再共演のケミ、都市×砂漠のスケール、倫理的なスパイス——どれも2025年下半期の話題作にふさわしい要素が整っています。
公開直後は「①どの願いから叶えるか」「②ジーニーを“悪の象徴”としてどう扱うか」「③サブキャラがどの価値観を担うか」をチェックポイントに、各話レビューを更新していきます。
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