策略と裏切りの交錯 ― 復讐の駒が動き出す
第5話では、ジウォンとジヒョクの意外な過去の出会いが描かれます。そして現在、ジヒョクの秘めていた想いがついに告白され、物語は大きく動き出します。過去・現在・未来の時間軸が交差し、二人の関係はただの“上司と部下”を超え始めます。
🎬 あらすじ(ネタバレあり)

物語は2005年、大学時代の回想から始まる。ジウォンは当時、父の死や親友スミンとの不仲により孤独を抱えていた。ある晩、酔って道に倒れていた彼女を助けたのが、学生だったジヒョクだった。公園のベンチで二人は夜通し語り合い、ジウォンは胸の内をすべて吐き出した。酔った彼女は彼のシャツに噛みつくという妙な行動を取るが、翌朝にはそのまま別れる。ジヒョクは彼女が同じ大学の先輩だと知り、静かに見守ることを決意する――それが二人の最初の出会いだった。
時は2013年の現在。ジヒョクは、ジウォンのアドバイスを受けて眼鏡を外し、コンタクトに替えてイメチェンを図る。職場では女性社員たちの注目を集め、ジウォンもその変化に少し驚きを見せる。一方、ジウォンの企画力も評価され、ふたりの関係は仕事上でもより信頼を深めていく。
そんな中、ジヒョクはジウォンを食事に誘うが、彼女は後輩ヒヨンが彼の恋人だと誤解してしまい断る。しかし後にヒヨンがジヒョクの実の妹であることが判明。誤解を解いたジウォンに対し、ジヒョクはついに想いを告白する。大学時代からずっと抱えていた想いを、今、真っ直ぐに伝えたのだった。
その夜、ジウォンが帰宅途中にミンファンと遭遇。彼はジウォンを問い詰め、強引に追い込もうとするが、ジヒョクが駆けつけて彼女を助ける。冷静かつ毅然とミンファンに立ち向かうジヒョクの姿に、ジウォンは胸を打たれる。
ジウォンを自宅まで送り届けた後、ジヒョクは突然ふらつき、地面に崩れ落ちてしまう。驚き、彼を抱きかかえるジウォン。静かに倒れ伏すジヒョクの姿が、次なる波乱の幕開けを予感させながら、エピソードは幕を閉じる。
👥 登場人物の動きと関係性
- カン・ジウォン
ジヒョクへの想いに無自覚なまま、誤解や不安を抱きながらも、彼の告白によって感情が大きく揺れる。 - ユ・ジヒョク
大学時代からジウォンを思い続けていたことが明かされる。ついに彼女への気持ちを告白し、物語の流れを変える。 - ユ・ヒヨン
ジウォンが誤解する“ジヒョクの恋人疑惑”の相手。しかし実は彼の妹であり、誤解を生むキーパーソン。 - パク・ミンファン
ジウォンに執着し、道端で無理に詰め寄る。物理的にも精神的にも“邪魔な存在”として描かれる。
🎯 名シーンと印象的なセリフ
- 大学時代の出会い
「お父さんが死んだの…」と泣き崩れるジウォンに対し、黙って寄り添うジヒョクの姿が心に残る。 - ジヒョクの告白
「僕は…君が好きだ」と静かに言うジヒョクの告白は、全5話の中でも最も真摯で誠実な瞬間。 - ジヒョクの倒れるラストシーン
突然崩れ落ちるジヒョクに、ジウォンが「ジヒョクさん!?」と駆け寄る場面は衝撃と共に次回への期待を高める。
🌟 感想・考察
今回は、ジヒョクがどれほど長く、深くジウォンを想っていたのかが描かれた非常に感情的な回でしたね。特に大学時代の回想シーンでは、ジウォンが孤独と闘っていたこと、そしてジヒョクがそれを黙って見守っていたことが印象的でした。
そして現在では、ジヒョクが勇気を出して想いを伝える姿がとても誠実で、視聴者としても思わず応援したくなりました。ジウォンの成長と揺れる心も丁寧に描かれていて、感情の機微に共感できた方も多いのではないでしょうか。
ラストでのジヒョクの突然の倒れ方は、物語にまたひとつ不穏な要素を加えました。果たして、彼の過去にはどんな秘密があるのか…。次回が待ちきれませんね。
📂 まとめ
ジウォンとジヒョクの関係が「ただの同僚」から「過去と現在を繋ぐ特別な存在」へと変化したターニングポイントでした。過去に出会っていたという伏線が回収され、二人の感情の動きにも説得力が生まれましたね。
今後は、ジヒョクの過去や“第二の人生”に関する真実が明かされていくことが期待されます。感情の流れとサスペンス要素が絶妙に交差する構成が、とても魅力的でした。
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